妻として女として
2015年12月10日
Story:
『別れて生きるときも』のコンビ、井手俊郎と松山善三のオリジナル・シナリオを、『秋立ちぬ』の成瀬巳喜男が監督した女性ドラマ。愛人と正妻、ふたりの女性像が対等に描かれた作品。大学講師の河野(森雅之)には、20年近くも愛人関係にある美保(高峰秀子)という女がいる。美保の存在は、河野の妻・綾子(淡島千景)も知っており、美保が切り盛りしている銀座のバーも名義は綾子のもので、店の売り上げから毎月かなりの額が綾子の手に渡っていた。やがて、世間体を気にして自分との関係をうやむやにし続けようとする河野の姿を見て、美保は彼との関係を清算しようと決める。そして、愛人・美保は手切れ金として、バーの権利を妻・綾子に対して要求するのだが・・・。
【キャスト】
高峰秀子、淡島千景、森雅之、星由里子、仲代達矢、水野久美、淡路恵子、飯田蝶子、丹阿弥谷津子、中北千枝子、関千恵子、藤間紫、賀原夏子