玉割り人ゆき
2015年05月06日
Story:
『生贄夫人』の田中陽造による脚本を元にした、牧口雄二の監督デビュー作による、エロティック・ドラマ。昭和初期、京都・島原の廓を舞台にして、玉割り人と呼ばれる女仕事師の悲哀を描く。 昭和初期、京都・島原で遊郭に売られてきた女たちに性技の基本を教え、娼妓には特殊な技を仕込む“玉割り人”と呼ばれる仕事師たちの中に、ひときわ美しく性戯にも長けた“ゆき”という女がいた。廓の女たちに値を付け、あるときは足抜きに失敗した男と娼妓に残酷な仕置きをするような毎日。ある日、警官に追われるアナーキストの森から拳銃を預かる。偶然の再会を果たし、常に携帯していた拳銃を森に返したゆきは二人で酒を飲み交わすうち、女としての自分を感じてゆく…。