泥だらけの純情(山口百恵)
2017年06月23日
Story: およそSF以外のすべてのジャンルの小説を書いたとも言われる多芸作家・藤原審爾の恋愛小説を映画化。財閥の娘に扮した山口百恵と、ヤクザに扮した三浦友和との純愛を描いた百恵主演7作目。財閥のひとり娘と若き極道の純愛を描く。監督は『毒薬の匂う女』の富本壮吉。
樺島真美が高倉次郎に初めて会ったのは横浜の街であった。チンピラにからまれていたところを次郎に助けられたのである。チンピラは暴力団塚田組の組員で、麻薬の運び屋だった。乱闘の中で、チンピラは誤って自らを刺して死んだ。真美の父は外交官で、外国暮らしをしており、母とは死別していたため、樺島コンツェルンの会長である伯父を後見人とした何不自由ない生活を送っていた。一方、次郎は一匹狼のヤクザだった。裏の世界の情報に明るく、ヤクザ組織の弱みを握っている次郎は、どこの組からも煙たがられている存在であった…。
製作国:日本 / 製作年:1977年 / 日本公開日:1977年7月30日 / 上映時間:96分