伊豆の踊子(1963)
2016年10月31日
Story:
これまでに幾度となく映画化されてきた川端康成の文芸『伊豆の踊子』を、吉永小百合と高橋英樹の共演で映画化した63年版の文芸ドラマ。大正時代の伊豆の天城街道を舞台に、旅芸人一座と道中を共にすることになった男・川島と若く美しい踊り子・薫との淡い恋を描く。『若い人(1962)』の三木克巳と西河克己が共同で脚色、『雨の中に消えて』の西河克己が監督した。若葉が美しい伊豆の街、修善寺を発った。一高生の川崎は、旅芸人の一行と連れになった。一座は大島の人で、四十女を中心に男1人と若い女の5人づれ、川崎に可憐な笑顔を向ける踊子は、一ばん年下のようである。下田まで同行する約束をして湯ケ野に着いた夜、川崎はお座敷へ呼ばれている踊子達のざわめきを聞くと胸が騒いだ。しかし、翌日彼は、病気で寝ている酌婦のお清を慰めたり子供達とかくれんぼをして遊ぶ踊子が、まだ汚れを知らぬ子供と知った・・・。
【キャスト】
高橋英樹、吉永小百合、大坂志郎、堀恭子、浪花千栄子、茂手木かすみ、十朱幸代、南田洋子、深見泰三、郷えい治、小峰千代子、井上昭文、安田千永子 お、桂小金治