楢山節考(木下恵介)
2016年09月11日
Story: 深沢七郎の同名小説を原作に「風前の灯」の木下惠介脚色・監督による日本映画史上の傑作。70歳になった老人を楢山に姥捨てする因習がある信州の村で、山に捨てられる老婆とその息子の葛藤を、歌舞伎的な独特の演出を織り交ぜ、「悲しみは女だけに」の田中絹代と「その手にのるな」の高橋貞二の共演で綴る。
亭主に先立たれた老婆おりんは、嫁に先立たれた息子の辰平の後妻を探しながら、けさ吉はじめ3人の孫の面倒を見ている。村では、貧しい村での口減らしのため70歳になると楢山まいり(姥捨て)をする風習があった。村の祭りの日、隣村から亭主に死なれた玉やんが後妻にやってくる。これで心おきなくお山へいける、というおりんだったが…。
製作国:日本 / 製作年:1958年 / 日本公開日:1958年6月1日 / 上映時間:98分