怪談 蛇女
2016年07月28日
Story: 明治初期、北陸にある小集落を背景に冷酷な大地主に虐げられ死に追いやられた小作人一家が恐ろしい蛇の化身、亡霊となって復讐する姿を描いた『怪異談 生きてゐる小平次』の中川信夫監督の怪談映画。
明治の初め。北陸の片田舎の小作人弥肋は、冷酷な地主の大沼長兵衛のために、馬車でひき殺された。しかも、妻のすえ、娘のあさはそのために長兵衛の家で働き、大沼家の苛酷な仕打ちに耐えねばならなかった。あさを愛し将来を誓った捨松にも、何らなす術はなかった。そんなある日、大沼家の庭に現われた一匹の蛇を使用人たちの手から助けようとしたすえが、長兵衛に鞭打され、それがもとで死んでしまった。すえの葬られた土饅頭の上に、一匹の白蛇がとぐろをまいているのが見られた…。
製作国:日本 / 製作年:1968年 / 日本劇場公開日:1968年7月12日 / 上映時間:85分