戦後猟奇犯罪史
2016年07月24日
Story: 『五月みどりのかまきり夫人の告白』の牧口雄二監督による、戦後実際に起こった3つの残虐事件をオムニバス形式で綴る犯罪ドラマ。当時レポーターだった泉ピン子が、物語の狂言廻し役で出演。犯罪者の行動を、ショッキングなタッチで描いた異色作。
〈日本縦断、詐欺、殺人事件〉昭和38年10月、福岡県某市にある理髪店の店主・スミは、西本明に2万円の借金を申し入れた。西本は二ツ返事で引き受け、数日後、彼はつづけて2件の殺人を犯し、血だらけの2万円をスミに渡し行方をくらませた。そして、宇高連絡船で擬装自殺を仕組み、11月6日に広島に現われ、カトリック教会を舞台に詐欺を働いた西本は、やがて指名手配の警戒網をかいくぐって、静岡県浜松市にやって来た…。
製作国:日本 / 製作年:1976年 / 日本劇場公開日:1976年6月19日 / 上映時間:78分 / 映倫:R-15