リアリズムの宿
2016年05月10日
Story: 立ち止まったり、道草したり。それでも明日が見えてくる。顔見知り程度でしかなかったふたりの青年が織り成す、おかしくせつない旅を描いたオフビート・コメディ。つげ義春の原作漫画『リアリズムの宿』と『会津の釣り宿』を基に、「ばかのハコ船」「どんてん生活」の山下敦弘監督が映像化。
冬のある日、駆け出しの映画監督・木下俊弘と脚本家・坪井小助は、共通の友人である俳優の船木テツヲに誘われ、東京を離れて旅に出ることに。ところが肝心の船木が寝坊で来ない。顔見知り程度の関係でしかない木下と坪井だったが、仕方なくそのまま2人だけでやって来たのは鳥取のとある温泉街。意味もなく日本海を眺めていた2人は目の前を流れていく女性の下着を目にする。不思議に思っていたところ、若い女性が裸同然の格好で走ってきた。この寒い中、海で泳いでいたところ荷物を全部波にさらわれ、着替えもお金もなくなってしまったという…。
製作国:日本 / 製作年:2003年 / 日本劇場公開日:2004年4月17日 / 配給:ビターズ・エンド / 上映時間:83分