夏の終り
2016年02月17日
Story: だって、愛してるの。作家の瀬戸内寂聴が出家前の瀬戸内晴美時代に発表した小説で、自身の経験をもとに年上の男と年下の男との三角関係に苦悩する女性の姿を描いた「夏の終り」を、鬼才・熊切和嘉監督が、『愛のむきだし』の満島ひかり主演で映画化したラブ・ストーリー。
妻子ある年上の作家・慎吾と、長年一緒に暮らしている知子。慎吾は妻のいる家と知子の家を週にきっちり半々、行ったり来たりしている。妻と別れてほしいと考えたこともなく、知子はこの平穏な生活に、自分が満足していると思っていた。しかしある日、木下涼太が訪ねてきて、知子の生活は微妙に狂い始める。涼太は昔、知子が結婚していた頃、どうしようもなく恋に落ち、夫と子供を捨て駆け落ちをした男だった。知子は慎吾との生活を続けながら、涼太と再び関係を持ってしまう。そして涼太の知子を求める情熱はやがて、知子が心のそこに仕舞い込み、自分自身も気づいていなかった本当の気持ちを揺さぶり起こしていく…。
製作国:日本 / 製作年:2012年 / 日本劇場公開日:2013年8月31日 / 配給:クロックワークス / 上映時間:114分 / 映倫:G