紙の月
2019年11月28日
Story: 「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が、角田光代のベストセラー小説を宮沢りえ主演で描いたクライム・ドラマ。銀行勤めの平凡な主婦が、年下の大学生との出会いをきっかけに金銭感覚が少しずつ歪み始め、犯罪に手を染めていく様を映し出す。
バブル崩壊直後の1994年。夫と二人暮らしの主婦・梅澤梨花は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。細やかな気配りや丁寧な仕事ぶりによって顧客からの信頼を得て、上司からの評価も高い。何不自由のない生活を送っているように見えた梨花だったが、自分への関心が薄い夫との間には、空虚感が漂いはじめていた。そんなある日、梨花は年下の大学生、光太と出会う。光太と過ごすうちに、ふと顧客の預金に手をつけてしまう梨花。最初はたった1万円を借りただけだったが、その日から彼女の金銭感覚と日常が少しずつ歪み出し、暴走を始める…。
製作国:日本 / 製作年:2014年 / 日本劇場公開日:2014年11月15日 / 配給:松竹 / 上映時間:126分 / 映倫:PG12