楢山節考(1983)
2019年11月21日
Story: 深沢七郎の同名小説の、木下恵介監督作品に次ぐ2度目の映画化で、1983年のカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したヒューマン・ドラマ。『にっぽん昆虫記』、『ええじゃなか』の今村昌平監督が、因習により山に捨てられる老婆と、その息子の心の葛藤を描く。おりんは元気に働いていたが今年楢山まいりを迎えようとしていた。楢山まいりとは、70歳を迎えた冬には皆、楢山へ行くのが貧しい村の未来を守る為の掟であり、山の神を敬う村人の最高の信心であった。山へ行くことは死を意味し、おりんの夫・利平も母親の楢山まいりの年を迎え、その心労に負け行方不明となったのである。春、向う村からの使の塩屋が辰平の後添が居ると言って来た。おりんは、これで安心して楢山へ行けると喜ぶが・・・。
【キャスト】
緒形拳、坂本スミ子、あき竹城、倉崎青児、左とん平、辰巳柳太郎、深水三章、清川虹子、江藤漢、常田富士男、小林稔侍、三木のり平、ケーシー高峰、倍賞美津子