殺人犯

将来を嘱望された1人の主席警部。だが、ある事件をきっかけに絶望の淵に立たされる。連続猟奇殺人事件を追いかけていた彼は、あるビルで何者かに襲われて気絶し、そこで目がさめた時、同僚の警部が血まみれで瀕死の重傷を負っていた。現場にいたのは彼だけ。そしてその時の状況の記憶を思い出すことができない。同僚たちと事件を追っていくうちに、やがて自分が犯人ではないかという状況証拠が生まれていく。これらの事件は自分がやっていたのか？　それとも犯人はどこにいるのか？　自分の記憶を取り戻していくうちに、これらの事件に潜む驚愕の真相が露わとなる。