泪壺
2019年06月16日
Story: 『失楽園』『愛の流刑地』に続く、渡辺淳一が書き上げた禁じられた純愛物語を、グラビアタレント小島可奈子が映画初主演で映画化した官能ラブ・ロマンス。若くしてガンで他界した女性の遺骨で作られた壺をめぐる、男女の許されぬ愛の形を描く。監督は『64-ロクヨン-』の瀬々敬久。
十七歳の夏、渡した壺を持つ手が触れ合い、朋代(小島可奈子)は雄介(いしだ壱成)に恋をする。そんな朋代の気持ちを知らないまま大人になった雄介は、朋代の妹、愁子(佐藤藍子)と結ばれる。彼への想いを封印した朋代だったが、愁子は乳がんに侵され、若くしてこの世を去ってしまう。愛する妻の遺言通り、雄介は愁子の遺骨から美しい壺を作り上げ、いつもそばに置いていた。落ち込む雄介の支えになりたい朋代だったが、亡き妹の壺の傷が涙に見え、罪の意識を感じてしまう…。
製作国:日本 / 製作年:2007年 / 日本劇場公開日:2008年3月1日 / 配給:アートポート / 上映時間:110分 / 映倫:R-15