教誨師(きょうかいし)
2019年04月20日
Story: 劇場公開、2018年10月6日。死刑囚6人との対話が始まる。2018年2月に急逝した名優・大杉漣が自ら初プロデュースも務めて主演したヒューマン・ドラマ。死刑に立ち会う刑務官を描いた大杉漣出演作『休暇』の脚本を手掛けた佐向大が監督・脚本を務める。受刑者を教えさとす宗教者“教誨師”という存在にスポットを当て、教誨師を務める牧師を主人公に、彼と6人の死刑囚との対話を通して、様々な反応を見せる死刑囚それぞれの心のありようと、主人公自身の葛藤を静かに見つめていく。受刑者の道徳心の育成や心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く教誨師。死刑囚専門の教誨師である牧師・佐伯は、独房で孤独に過ごす死刑囚にとって良き理解者であり、格好の話し相手だ。佐伯は彼らに寄り添いながらも、自分の言葉が本当に届いているのか、そして死刑囚が心安らかに死ねるよう導くのは正しいことなのか苦悩していた。そんな葛藤を通し、佐伯もまた自らの忘れたい過去と向き合うことになる・・・。
【キャスト】
大杉漣、玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫、小川登、古舘寛治、光石研