四畳半襖の裏張り
2017年12月27日
Story:
永井荷風原作『四畳半襖の下張』の映画化で、遊びの限りをつくした中年男と初見の芸者との床シーンの数々を描くロマン・ポルノ。R18+指定作品。監督・脚本は、『女地獄 森は濡れた』の神代辰巳。日本全国で米騒動が頻発する大正中期、東京・山の手の花街の夏。料亭・梅ヶ枝では、おかみが芸者・袖子を待ちかねていた。客の信介は、30歳半ばのちょっとした役者風のいい男で、世の中は米騒動で騒々しい最中なのに、遊びに興じようという根っからの遊び人である。座敷に通された信介は、袖子の恥かしそうな仕草がもどかしい。信介が上になって布団をはがそうとすると、「初めてですもの、恥かしい」と電気スタンドの明りを暗くする袖子。外では号外の音が鳴り、騒がしい。置家・花の家では、芸者の花枝と花丸がすっかり仕度を整え、あてのない客を待っていた。一方、信介の動きがだんだん激しくなるが・・・。
【キャスト】
宮下順子、江角英明、山谷初男、丘奈保美、絵沢萠子、芹明香、東まみ、粟津號、吉野あい