その木戸を通って
2017年05月04日
Story: 山本周五郎の短編小説を巨匠・市川崑監督がフジテレビの制作の下、ハイビジョン・ドラマとして1993年に手掛けた時代劇。その後、35ミリフィルムに変換され、海外の映画祭にて上映もされたものの、日本ではBS放送で1度オンエアされたのみで長らく幻の作品となっていたが、2008年11月に劇場公開が実現。
城勤めの武士・平松正四郎(中井貴一)は娘・ゆかの婚礼の日、17年前に姿を消したふさ(浅野ゆう子)のことを思い出していた。17年前のある日、正四郎は御勘定仕切りの監査のために数日間、城中に詰めていた。廃家になっていた名門平松家再興の当主に選ばれた正四郎は、城代家老の娘との縁談が決まっていた。ところが縁談の仲立ちをした中老・田原権右衛門(フランキー堺)が正四郎を呼びつけ、正四郎の留守宅にいる娘は誰かと尋ねた。しかも婚約者もその現場を見てしまい、先方から抗議が来ているという…。
製作国:日本 / 製作年:1993年 / 日本公開日:2008年11月8日 / 上映時間:92分