雪国(1957)
2017年03月15日
Story:
ノーベル文学賞を受賞した川端康成の同名小説を、八住利雄が原作に忠実に脚色し豊田四郎が監督した文芸ロマンス。安本淳の撮影、團伊玖磨の音楽も高く評価された。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」 日本画家の島村は、芸者の駒子と会うため雪深い温泉場を訪れた。島村は東京に妻子がおり、駒子は義母とその息子で病気を患っている行男を養っていた。2人とも、それが道ならぬ恋と知っていながら、1年に1回の逢瀬を重ねていた。島村が東京に戻る日、駅に見送りに来た駒子のもとに義妹の要子が駆けつけた。行男の容態が急変したというのだった。次の年、島村が温泉場にやってくると、すでに義母も行男も亡くなっていた。島村は駒子に、「一緒に東京へ行こう」と言うのだが・・・。
【キャスト】
池部良、岸恵子、八千草薫、森繁久彌、加東大介、久保明、田中春男、中村彰、浪花千栄子、多々良純、万代峯子、浦辺粂子、中田康子、東郷晴子